乾燥肌

セラミドとは

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保湿成分として、一度は聞いたことがある“セラミド”。

よく「セラミド配合」と書かれたポップをドラッグストアの化粧品コーナーで目にしますが、セラミドってどんな働きがあるのかって正確には知らない人も多いですよね。

働きを良く知ってこそ、成分を肌に効かせることができるんですよ。

ここで一緒にセラミドについて徹底的に理解し、正しい知識を身につけましょう。

セラミドの特徴・働き

まず、セラミドに関して基礎知識から勉強していきましょう。

セラミドとは、細胞間脂質の主成分です。

・・・と言われてもピンとくる人はいないですよね。

細胞間脂質とは、肌の再表面である0.02mmほどの角層の中に存在しています。

そしてセラミドは、その細胞間脂質を構成する成分の1つなんですよ。

正式名称はスフィンゴ脂質と呼ばれる特殊な脂質で、脂質でありながら親水基(水と仲の良い構造)を持っているため、水分子と結びつくことができます。

細胞間脂質はそんな特殊な構造をもつセラミドを主成分としており、“肌の表面の水分を抱え込み水分を逃さない”という、肌の保湿にとってとても重要な役割を果たしているんですよ。

コラーゲンやヒアルロン酸などいろいろなタイプの保湿成分がありますが、実は細胞間脂質が水分を保持する力は最も強いんです。

セラミドは、お肌が水分を抱え込むのにとっても重要なキーパーツであると覚えましょう。

セラミドの効果

細胞間脂質は角層が水分を保持するための重要な役割を担っており、この細胞間脂質の主成分はセラミドです。

そのため、セラミドは肌の保湿にとって最重要成分と言えますよね。

セラミドが不足すると、角層は水分を十分に抱え込むことができなくなり乾燥していきます。

また乾燥するだけでなく、水分が少ないということはあらゆるバリア機能を低下させてしまうんです。

水分をしっかり保持している角層は、あらゆる外部刺激からバリアする働きがあるんですよ。

そのため、セラミドが不足し細胞間脂質の働きが弱くなってしまうと、紫外線や花粉などの異物に対して敏感になり肌トラブルに繋がってしまいます。

セラミドは保湿効果だけでなく、あらゆる刺激からのバリア機能という働きもあるんですね。

セラミドの安全性

セラミドは、敏感肌の方にも安心して使って頂ける美容成分なんです。

というのもセラミドはもともと肌に存在しており、化粧品として顔に塗ってもほとんど副作用はなく、安全性の高い美容成分なんですよ。

普段食べているお米やお肉にもセラミドは含まれているので、アレルギー反応を起こす人はいないと言っても良いでしょう。

ただ、セラミドという成分自体はとても安全性の高い美容成分ですが、その他の添加物でアレルギーを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

また、単純にセラミドと言っても

  • ヒト型セラミド
  • 非ヒト型セラミド

に分かれています。

ヒト型セラミドはその名の通り、ヒトのセラミドと全く同じ構造を持ち、酵母から生成されます。

非ヒト型セラミドはその中でも、

  • 動物由来の天然セラミド
  • 植物由来の植物性セラミド
  • 合成セラミド(疑似セラミド)

と種類が分かれています。

最も親和性が高く安全なのはヒト型セラミドですが、コスト面の関係で合成セラミドが使用されている場合もあるんですよね。

この場合、合成時に添加物が含まれている可能性もあるので、一概に絶対安全とも言えないので注意してください。

ちなみに、ヒト型セラミドは化粧品表示される場合は「セラミド1」「セラミド2」「セラミド3」と、セラミドの後に番号がついて表記されているので、化粧品選びの際に役立ててみてくださいね。

セラミドの増やし方

お肌にとって、重要な役割を果たしてくれるセラミド。

老化とともに現象していくイメージですが、実は増やすことも可能なんですよ。

その方法は

  • セラミドが入っている食品を積極的に摂る
  • 規則正しい生活を心がける
  • セラミド配合化粧品で外から補う

この3つ!

それぞれ詳しく見ていきましょう。

セラミド配合食品を摂る

セラミド配合食品は、代表的なもので言えば、

  • こんにゃく

などですね。

中でもこんにゃくは米や麦と比較しても多くのセラミドが配合されているため、積極的に摂ることがオススメです。

ただ、それだけでは十分なセラミドを摂取することは難しいので、他にも努力が必要ですね。

それは、セラミドを減らしてしまう食べ物を摂りすぎないこと。

セラミドを減らしてしまうものは、“リノール酸”と呼ばれる脂肪酸です。

リノール酸は必須脂肪酸と呼ばれ、私たちにとっては欠かせない栄養素。

・・・のはずなのですが摂りすぎてしまうと、リノール酸はアラキドン酸と呼ばれる物質を合成してしまいます。

このアラキドン酸がセラミドの生成を阻害してしまうため、結果的にはセラミドを減らしてしまうことになるんですよ。

リノール酸は、インスタント食品やスナック菓子に多く含まれています。

適度な摂取は構いませんが、過剰に摂りすぎてしまうと肌トラブルを引き起こす可能性もあるので注意してくださいね。

規則正しい生活を心がける

セラミドは、角層にある細胞間脂質の主成分のことを言います。

つまり、角層の中に存在しているんですよね。

角層にあるということは、肌のターンオーバーと密接に関係しているということです。

ターンオーバーはお肌の生まれ変わりと言われており、約4週間で角層にある細胞が入れ替わるとされています。

これは成長ホルモンの分泌によって、肌の奥から新しい細胞間脂質が生まれないと正しく行われないのですが、成長ホルモンは寝ている間にしか分泌されません。

それも寝ている間ならいつでも分泌されるわけではなく、一般的には細胞が活性化されている

午後22時~午前2時の間

が最も成長ホルモンが分泌されるんですよ。

少なくとも日付が変わる前には布団に入る習慣をつけ、ターンオーバーのリズムを整え新しいセラミドを生み出すようにしましょうね。

また、ストレスや乱れた食生活もターンオーバーを阻害してしまうため、バランスの良い規則正しい生活を送るように心がけてください。

セラミド配合化粧品で外から補う

最終的にはセラミド配合化粧品を使い、外からセラミドを補うのも手です。

そのときはコストだけに捕らわれず、是非ヒト型セラミド(セラミド1,2,3,,,,,,)が配合されているものを選んでください。

安全かつ肌との親和性が最も高いため、効果をより実感できることでしょう。

さらに気をつけて欲しいのが、クレンジング。

セラミドの正式名称はスフィンゴ脂質であり、文字通り脂質です。

そのためオイルクレンジングを使うことによって、汚れと一緒に洗い落とされている可能性があるんですよ。

オイルクレンジングを使うな!とは言いませんが、毎日毎日オイルクレンジングを使うのではなく、その日のメイクの濃さと相談しながら、ミルクやジェルタイプのクレンジングも取り入れることをオススメします。

セラミドはお肌にとってすごく重要な成分なので、正しい知識を身につけ仲良く付き合っていきましょう!